健康管理

TMS(緊張性筋炎症候群)とは?

サーノ博士のヒーリングバックペイン腰痛、肩こりの原因と治療
の著者であるジョンサーノ博士が提唱している理論で

 

要するに、

不安やストレスと思い込みが背中や腰の痛みの原因である。

そんなまさかと思いますが

原理としては、

  1. 不安やストレスを脳が感じる
  2. その感情を抑える。
  3. 抑えた感情を脳が処理し、自律神経・免疫系に作用
  4. すると、交感神経が優位な状態が続くことや免疫系が暴走
  5. 酸素と血流不足、炎症反応が起こる。
  6. 酸素不足を感じた脳が危険信号を送るため
  7. 筋肉や神経に痛みが起こる

 

ということです。

 

首や肩、腰、臀部、腕、脚の日常的にみられる、
なにもしてないのになんか痛いなー
って感じるやつです。

 

そして、その痛みを放置することで、

突然のぎっくり腰が起きたり
片側の脚だけ痛んで、脚を引きずりながらでなければ歩けない状態
になったりする原因がTMSです。

 

サーノ博士が本でおっしゃっている治療プログラムとしては

  1. 疾患に関する情報を得て本質を十分に理解すること
  2. その情報に従って脳の習性を変えるべく行動すること

ようするに、

・とりあえず背中や腰のほとんどの痛みは不安やストレス、
 思い込みである原理を知ること。

 

・何か環境の変化で一時的に腰痛が出現することがあるがそのうちその環境に適応することによって痛みは徐々に薄れていくこと。

 

・脅迫感や完璧主義傾向が強ければそれだけ怒りも不安も多く発生する事実を
 再確認する。その次にすべき事は体ではなく心に目を向ける習性を身に付けること。

 

サーノ博士いわく

しかし新しい考えや変化をすぐには受け入れられないのは事実である。
実際にTMSの講義を受けた患者が腰痛が和らぐのには2〜6週間ぐらいかかってるとのこと。

 

治癒する時間を左右する要素は人それぞれなので、徐々に良くなってくと思い、ほうって置くのが吉ではないかと。

 

とのことで、自分自身が医療チームのリーダーとなって
少しずつ痛みと向き合ってくことをおすすめします

 

参考文献:サーノ博士のヒーリング・バックペイン腰痛・肩こりの原因と治療
     ジョン・サーノ著