自分の子供が野菜を食べないこと、
妻、夫が太ってきたが、運動してと言っても聞いてくれない。
そんなことありませんか?
確かになかなか、普段運動しない人が急に運動を始めたり。
野菜を食べない人が急に野菜を食べるのは難しいと思います。
それでも、言って聞かせたいという人にとっておきの方法を
お知らせします。
それは、「質問すること」ただそれだけです。
1.健康指導の成功率を上げる方法、「単純測定効果」とは?
何をしてようとしているのか質問させられると、
答えに沿った行動とる可能性が高くなることです。
例えば、
あなたは、健康的な食品を食べるつもりはありますか?
ダイエットするつもりはありますか?
運動する予定はありますか?
などなど質問することで行動に影響が出ることがわかっています。
2.なんと質問するだけで、行動率35%上昇
あるアメリカの研究では、
全米の代表的サンプルの4万人以上を対象にした調査で、
対象者に対して、
「今後6か月以内に新車を買うつもりですか?」
と簡単な質問をしただけでなんと、購入率は35%も上昇!
これは車の購入率だけのはなしじゃねって思いましたが
さらに、学生99人を対象に市場調査として質問に答えてもらい
次の週に高脂肪食品を食べるかどうか答えてもらったところ
脂肪の多い食品(実験ではバターが入っているクッキー)を食べる量は減った
という結果が出ています。
この研究をつかって、いつもお菓子ばかり食べている人に対して
他に健康的な食品を食べてほしいなぁと誘導してみるのもよいですかね。
3. 具体的にわかりやすく相手に伝えて効果9倍
イエール大学のキャンパスで行った実験では、
対象者はイエール大学の専門課程の学生で、破傷風のリスク
と大学の医療センターに予防接種を受けに行く大切さを訴える説得力のある講演を聞いた。
学生はほとんどは講演に納得し予防接種を受けに行くと言ったが、行動にうつされることがほとんどなかった。しかも、実際に受けに行った学生は3%だけだった
次に1週間のスケジュールを確認しいつ予防接種を受けに行くか計画を立て
地図を見てどのルートで行くか決めるように求められた
なんと!予防接種を受けた学生は9倍に増えた!
これだけの人数が受けに行くことになると、この差はでかいですなー
まとめ
以上のことから、相手に何か行動してほしいときはただやってと言うのではなく。
今後○○する予定ありますか?
行動に関することに、簡単に順序や方法を説明する。
例えば、
何か健康に気を付けていることあるー?
そして、何してるー?
そこから、その人に不足していること(運動・食事について)を質問する
運動初心者はとりあえず行動することが大事だから、
着替えを前の日からたたんで、目につくところに置いておく、
運動靴も準備しておき、5分だけジョギングするとか
などなど、あとは工夫次第ですかねー
ちなみに著者はこれを親父に使ったら次の日、バランスボールにのってました(笑)
実践 行動経済学、リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン